ウェディング総合力No.1プランナーに学ぶ ファンの作り方

2015年8月14日


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「ファン」と聞くと、アーティストや宝塚などの熱狂的なファンを連想させてしまうでしょうか。今回は、ウェディングの仕事をしていく中で、いかにお客様に自分を好きになってもらえるかという視点から、その方法を一緒に考えていきたいと思います。

「そもそも自分を好きになってもらうことは必要?」と疑問に思われている方がいたら、それは間違いなく、Yesです!自分という人間を好きになってもらったら、お客様とのその先の話の進め方も、きっと思っている以上に上手く行きますよ。なぜなら、仕事において重要な「主導権を握ること」ができるため、提案を聞き入れてもらいやすくなるからです。

自分のイメージを作っていくために、まずは、自分を知るところから始めてみましょう。

「私ってどんな人?」大事なのは、客観的に自分を見られるようになること

自分がどんな人間なのか、考えたことがありますか?

「自分が考えている自分像」は時として「周りから見られている自分像」と異なることが多いですよね。ここでは、まず、自分の主観を入れずに、客観的に自分が周りの人からどんな風に見られているかということを、考えていくことにしましょう。

よくポジティブだと言われる、明るいと言われる、しっかり者だと言われる・・・又は、残念ながら、まるっきりそれとは正反対のことを言われたりすることもあるでしょう。

自分はそんなんじゃない!と思うこともあるかもしれませんが、それが事実なのです。「周りの人から言われていること」=「客観的なあなたのイメージ」ということです。

まず、第一段階としては、こんな風に見られているんだという事実を知ることで良いのです。それがわかっただけでも確実に最初より1歩前進です。そして、その事実を自分なりに、受け止めることが次のステップへと繋がります。

「誰にどう見られたい?」

ターゲットと自分の理想のイメージを明確に!

客観的なあなたのイメージがわかって、それを自分の中でしっかりと受け止めることができましたか?次は、「プランナーとしてお客様にどう見られたいか」ということを一緒に考えていきましょう。

私の場合を例にとってお話すると、私の理想のイメージは、ウェディングプランナーという職業柄「しっかりしていそう」「何でも話し易そう」という2つのイメージで、お客様から見られることでした。「○○していそう」というイメージは、実際にはそうでなくても良いのです。そう見られることが大切な訳ですから。

ですが、かくいう私は、実際はかなりのおっちょこちょいなんです。周りのプランナー仲間は、私の隠れ天然ぷりに気付いていました。例えば、麦茶を煮出すのに、まさかの出汁パックを投入したことに気付かず、普通にそれを麦茶だと思って飲んでいたり、可哀想なことにそれを息子の水筒に入れて持たせてしまったり…と何とも恥ずかしいエピソードがありました。

こんなエピソードがある私ですが、お客様からは「しっかりしていそう、何でも話し易すそう」というイメージで見られていたため、しっかりと信頼を得ることができました。

「しっかりしていそう」と思われるためのワンポイントアドバイス♪

例にあるように、実際には違うけれど、お客様の前では理想のイメージで見られることに、私は成功していました。それを基にワンポイントアドバイスをまとめてみたので、参考にしてみてください。

ポイント①

□字を綺麗に書く。

・字が綺麗というだけで、「しっかりしていそう」に見せることは可能です!その逆で、字が下手だと、「この人大丈夫かな?」という不安感を持たせてしまいます。字を綺麗にする重要性がわかり、ペン字を習っていたメンバーもいましたよ。

ポイント②

□きちんとした身だしなみ&立ち居振る舞いをする。

・黒スーツや制服着用のプランナーさんが多いと思いますが、黒スーツ・制服のひじ・ひざ部分は、てかっていませんか?特に黒スーツの方、てかり目立ちますよ!

・スーツは、自分に合うサイズを着用していますか?かがんだ時に、腰から何かが見えているプランナーさん、恥ずかしいですよ!スーツがパツパツだったり、ゆるゆるだったりしても、お客様は気になります。

・パンプスのかかと、知らぬ間にすり減っていませんか?

・靴、しっかり磨かれていますか?手先、足先・・・全身の「先」には注意しましょう。

・あなたの手や爪、お客様の前で堂々と見せて恥ずかしくないものですか?ネイルの先がはがれているくらいなら、ネイルをしない綺麗な爪の方がよっぽど清潔感があります。お客様の目線は、その部分にいくことが多いことを忘れずに!

ポイント③

□言葉遣いは「堅すぎず、くだけ過ぎず」そのお客様に合った対応をする。

・自分よりもかなり年下のお客様でも、お客様はお客様です。それを勘違いしてお客様に所謂「タメ口」のように接客しているおばちゃんプランナーを見かけることがありますが、あなた自身の質を自ら下げるようなことはやめましょう。

・ホテルの対応によくありがちですが、話し言葉が堅い!それを望んでいるお客様には良い場合もありますが、堅い言葉で話すことによって「親近感」とは程遠くなります。

ポイント④

□敬語を的確に使う。

・敬語に自信がない方は、勉強しましょう。自分の言葉に自信がないと、声も小さくなり、あなた自身が仕事をする上で損しますよ!

ポイント⑤

□メール文面では、誤字脱字、書き言葉に気を付ける。

・送信前に、メールの内容を必ずチェックしましょう。送信する度に、誤字脱字があったりすると、当然のことながらお客様からの「信頼感」は得られません。

・メール文面なのに、話し言葉で書くのはNGです。

OK)「○○ということで」   NG)「○○とゆうことで」

→これらを実践することで「字が綺麗ですね!」「対応が良いので決めました」とよく言われるようになりました。

「何でも話し易そう」と思われるためのワンポイントアドバイス♪

ポイント①

□お客様の表情を読みながら、聞き役に徹する

・一方的に話し続けるプランナーはNGです。お客様が話したいのか、それとも何か質問したいのか、少し考えたいのか・・・お顔の表情やしぐさを読むことが大切です。

ポイント②

□「親友」の結婚式をお手伝いする気持ちで応対する。

・お客様ではありますが、自分を身近に感じてもらうことが必要です。

・自分の大切な親友が結婚するとなったら、あなたの心から、本音のアドバイスができますよね。その感覚を大事にしてください。

ポイント③

□営業っ気を出さず、お客様の立場に立ったご提案をする。

・会社の売上も大事ですが、何より、それはお客様あってのものです。お客様の立場に立ったご提案ができれば、売上は後からついてきます。

ポイント④

□「プランナー=性格きつそう」と見られないように工夫する。

・よく、プランナーは性格がきつい人が多いといったことを耳にします。ある意味、そうでなければ務まらない仕事かもしれません。ただ、自分の結婚式を性格がきつそうなプランナーに任せるかどうか、お客様の立場で考えたらわかりますよね。これは、物の言い方や、お化粧・ヘアスタイル等からそう捉えられる場合が多いですので、一度、自分を振り返ってみましょう。

ポイント⑤

□意識して雑談を取り入れる。

・雑談を無駄な時間だとして、早く本題に入ってほしいというお客様もいますが、私は雑談はある程度、必要だと思っています。雑談とはいえ、そこから本題に関わるお客様の本音が見えてくることも多いものです。

→これらを実践することで、「近所のお姉さんみたい」「自分の姉によく似ています」「友達としてもお付き合いしてください」「山本さんと話す時間がなくなるのが寂しい」とよく言われるようになりました。

自分の理想のイメージに近づくためには、ただ漠然とそうなりたいと思うだけではなく、「そのためにはどうしたら良いのか?」ということを掘り下げて考えてみることが必要です。それには、職場だけでなく、プライベートで訪れたお店の人の応対を参考にしてみるのも1つの手ですよ。「感じがいいな」と思う応対には、必ず理由があります。それを真似することからでも良いのです。早速、自分の中に取り入れ、実践していきましょう。

お客様は気付いている!見た目で差がつくプランナー力

ここからは、「目に見えるイメージ」の部分についてのお話です。以下の項目は、全てお客様から見られるものです。「えっ・・・体型まで?」と思われるかもしれませんが、現実問題としてお客様はけっこうしっかり見ているんですよ。

□体型(自分の体型管理をできない人に、自分の結婚式を任せられますか?)

□ヘアスタイル(ショートヘア、ミディアムヘア、ロングヘア・・・自分の理想のイメージに合うのは、どんなヘアスタイル?)

□メイク(メイク次第で、お顔は柔らかくもきつくもなります。元々の顔立ちを生かしたメイクに!)

□ネイル(ネイルがきっかけでお客様との会話が弾んだり、プランナー自身のモチベーションが上がったりもします。)

□身のこなし(優雅な身のこなしは、洗練された印象を受けます。それがあなたの全体的な印象に繋がっていきます。)

□パンプスの高さ(自分の足は、何センチヒールが一番綺麗に見えるかを知っていますか?)

□持ち物(例えば、お客様の前で使うボールペン。ご結婚式は、一生に幾度とない、高額なお買い物の1つです。お客様の大切なご結婚式に携わるわけですから、お客様の前で使用するアイテムがそれに相応しいものかどうか、改めて見直してみましょう。簡易なプラスチックボールペンではなく、より高級感・重厚感のあるものを。)

上記の項目は、あくまでもプラスαの一例です。一見、細かいことが書かれているように見えますが、実際には、まず、この「項目」と「現在の自分」を照らし合わせてみてください。

各項目については、皆様にお伝えしていきたいことがたくさんありますので、別途、記事をアップしていく予定です。是非、お楽しみに・・・!

お客様から愛される人になるために

~まず自分のことを好きになろう~

イメージ作りの必要性をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?プライベートではなく、あくまでも「ウェディングプランナー」という仕事に就いている上での、イメージ作りの必要性をお伝えしました。

「お客様からファンになってもらうこと」=「まず自分を好きになること」ができなければ、何も始まりません。1人の人間なので、自分の中には嫌なところも許せないところもあって良いのです。でも、それも含めて自分のことを好きでいてあげてください。「自己肯定感」=「あなたの自信」に必ず繋がっていくことでしょう。

あなたの理想のイメージで、1組でも多くのお客様にあなたのファンになってもらえることを心から応援しています!

 


執筆者紹介

元ウェディングプランナー
株式会社データマックス プランナーサポート推進室室長

山本優貴

BIA主催 第10回The Master of Bridal Coordinatorコンテスト優勝
ゲストハウス、プロデュース会社にて約10年間、新規・施行・教育・店舗運営に携わる。プランナーのマナー研修・新規研修なども担当。プランナー時代、ひと月の担当婚礼件数 最高10件(新規~打合せ~当日立会いまで)の実績を誇る。

■マスコミ掲載実績
ホテル&レストランウエディング、ウェディングジャーナル、ブライダル産業新聞、プロフェッショナルウェディング