ウェディングプランナーを続けていくために

2015年7月15日


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「仕事辞めたいなぁ」と思ったこと、ありませんか?私は、ウェディングプランナーの仕事に就いていた時に、何度もそう思ったことがあります。こう聞くと、相当やる気がなかったんじゃないかと思われそうですが、ウェディングの仕事は大好きですし、自分が元々やりたかったことなので、自分のその時に出せる力を出して精一杯取り組んでいました。でも、何かのきっかけでそう思ってしまうこと、誰しもあると思います。

「今の仕事が自分に合っていないんじゃないか」「もっと自分に合う仕事があるんじゃないか」「入社する前のイメージだとこうだったんだけどなぁ」「残業ばっかりだなぁ」「この業務じゃ家庭と両立できないよ」「子育てしながらじゃやっぱり無理か」など・・・言い出したらきりがありませんよね。

そうマイナスのことを考え始めたら、どのように自分の中で対処していけば良いのでしょうか?今回は仕事を「続ける」ということに視点を置き、考えていきたいと思います。

「この仕事が好き!」ほど強いものはない。大切なのは自分の気持ち

ウェディングプランナーって、昔はとても人気の職業でしたよね。今はというと、一昔前よりもその人気は下がってしまい、裏側の「大変さ」がクローズアップされてしまったように思います。

でも、少しだけ捉え方を変えてみるとどうでしょうか?

「ウェディングプランナーという仕事はとても責任が重く、大変な仕事なのにそれを職業にしている」=「ウェディングが大好きだからこそ務まっている」ということですよね。

参考までに、私がウェディングプランナーになった経緯を少しだけお話させてください。私が大学を卒業する頃は、ゲストハウスブームに火がつき、ウェディングプランナーという職業が世間に次第に知られるようになってきた頃でした。

新卒では、何十社とウェディング関係の面接を受けたものの見事に不合格。全く関係のない飲食業しか受かりませんでした。でも、夢は諦めきれず、「絶対ウェディングプランナーになるから!」と私は、新卒で入った飲食業をまさかの入社1ヶ月で退職し、両親へは自分の気持ちが固まってからの事後報告。そうでなければ、せっかく入った会社を1ヶ月で辞めてしまうなんて、反対されると思ったんでしょうね。

そんな行動力があったことに、自分のことながら、とても驚いたことを覚えています。入社15日目でウェディングの専門学校の入学手続きをし、休みの日には早速通い始めました。それほど、ウェディングが「大好き」だったんです。

「なぜ、ウェディングプランナーになりたかったの?」
意識して初心を思い出す

・お客様1組1組のために結婚式をプランニングする

・目に見えないイメージを当日の形になるように創り上げていく

・お客様のために自分1人ではなく、他の専門スタッフとチームになって進めていく

 

こういったウェディングプランナーの仕事に、私はとても魅力を感じていました。お客様のためにそんなに一生懸命になれる仕事って、本当に素敵な仕事だなと思ったから、私はウェディングプランナーになりたかったのです。
私は、必ず、一緒に仕事をするメンバーに確認することがあります。それは、ウェディングプランナーになりたかった理由です。どんな気持ちでこの仕事に就いたのか、初心を確認しておけば、そのメンバーが今に至るまでに、どんな経緯があって、どんな苦労があって、ここまで辿り着いたのか分かります。また、上司はそれを共有しておくべきだとも思います。
そして、本人も改めて振り返ってみることで、自分自身に対して何か気付きがあるでしょうし、仕事に対する考え方が変わることもあるでしょう。だから、自分の将来のために、ちょっと時間を作って考えてみてください。
「なぜ、ウェディングプランナーになりたかったの?」と。

女性の葛藤・・・みなさんの仕事、結婚・出産・子育て中でも
続けられますか?

最近では、女性は結婚しても仕事を辞める人が少なくなりました。特に、自分が好きな仕事なら尚更辞めたくはないと思いますよね。ただ、子供を出産し、子育てをしながらのウェディングプランナーの仕事は、果たして続けていけるものなのでしょうか?
実際のところ、今までと同様に続けていくのはかなり無理が出てくることもあります。私自身がそうでした。働くママ(ワーママ)たちは、いろんなことに悩み、葛藤しながら、日々、仕事に励んでいます。だって、仕事も大事、子供も家庭も大事なことに変わりはないですから。
実際に、その葛藤は、子育てしながら働いたことがない周囲の方には、なかなか理解してもらえないことも多いでしょう。勤務時間や業務内容の問題、保育所の問題、子供の急な体調不良等・・・それを一言で、「どうせわかってもらえないんだから」と決めてかかるのは良くありません。まずは、自分のことを発信してみる。それをしていかないことには、周囲に理解してもらえるものも、理解してもらえないですからね。
どうすれば理解してもらえるかを考えることも、自分のスキルアップに繋がっていくはずと信じて、だから、決して諦めないでください。

これでスッキリ!悩みは紙に「書く!書く!!書く!!!」

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自分のモチベーションが下がったとき、それを解決できるような対処法を持っていますか?
私の場合は、とりあえず紙に書きまくります。何を書くかというと、今、悩んでいることをダーっと書き出していくんです。誰に見られる訳でもないので、自分がわかれば字は汚くて構いません。思いつくままに、そのままの言葉でOKです。
頭で色々考えていると、悪い方向にばかり向かってしまう気がして、だから、悩みを目で見える形にして自分を客観視するのです。
・自分が悩んでいることは意外にこれだけなのか
・こんな小さいことで悩んでたんだ
・これはちょっと上司に相談してみればヒントがみつかるかも
書くことだけでこんな発見があるのです。
今悩んでいることがあったら、そのモヤモヤ、一旦、紙に吐き出してみてください。

ウェディングプランナーの希望・・・続けた先に見えてくるもの

個人的には、仕事はいつでも辞めて良いと思います。メンバーから「辞めたい」という相談があると、いつもそう言ってきました。でも逆に、いつでも辞められるからこそ、「本当にそれが今じゃなくちゃいけないの?」とも聞きます。
そう聞く理由は、<続けた先に見えてくるもの>が必ずあると知っているからです。私もそう思い続けて、何かあると、初心を思い出し思い出し、10年間ウェディングプランナーを続けてきた結果、最後に、一生分の運を使い果たしたんじゃないかというくらいの幸せがありました。途中で諦めないで、続けてきて良かったと思った瞬間でした。
ウェディングプランナーは、「自分が幸せでなければできない」仕事です。辞めると決める前に、今置かれている自分の環境をもう一度見つめ直してみてください。ウェディングプランナーになってから、もしくは、この会社に入ってから、きっとあなたを作ってくれた環境や良い出会いがあったはずです。

 

「辞める」、「辞めない」どちらの選択の方が自分にとって幸せなのか。どちらを選んでも、
自分の決断に自信を持って。後悔しないように。


執筆者紹介

元ウェディングプランナー
株式会社データマックス プランナーサポート推進室室長

山本優貴

BIA主催 第10回The Master of Bridal Coordinatorコンテスト優勝
ゲストハウス、プロデュース会社にて約10年間、新規・施行・教育・店舗運営に携わる。プランナーのマナー研修・新規研修なども担当。プランナー時代、ひと月の担当婚礼件数 最高10件(新規~打合せ~当日立会いまで)の実績を誇る。

■マスコミ掲載実績
ホテル&レストランウエディング、ウェディングジャーナル、ブライダル産業新聞、プロフェッショナルウェディング