子育てママの幸せな働き方を考えよう~家庭も仕事もHAPPYに~

2015年9月1日


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近年、結婚・出産してからも、仕事を続ける女性が多くなっています。自分のキャリアアップのため、収入のためと理由は様々だと思います。皆さんの周りにもそんな女性が多くいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな中でも、子育てをしながら働いているママにスポットを当ててみたいと思います。

社員やパート、雇用形態はどういう形であれ、これからも仕事を続けていくのであれば、あなたが「幸せな働き方」をこの機会に考えてみましょう。今の働き方で、あなたは心から幸せですか?

あなたは、バリキャリ?ゆるキャリ?それとも

「バリキャリ」「ゆるキャリ」なんていう言葉を聞いたことがありますか?

*「バリキャリ」…今までと変わらずにバリバリ働くキャリアウーマンを略した言葉。

仕事こそ自己実現の手段と考え、私生活の充実よりも職場での成功やキャリアアップを優先する女性の生き方、価値観を表します。

*「ゆるキャリ」…決して仕事第一ではなく、家庭生活を大切にし、自分の趣味や交友も楽しみながらマイペースで働くこと。

 今は、ワーキングママ(※略してワーママ)に関する記事をネットでも雑誌でもよく見かけるようになりました。私にも、4歳の息子がおりますので、決して人ごとではなく自身のこととして、ワーママの悩みや葛藤を皆さんと同じように感じていたこともありました。実を言うと、それがストレスでホルモンバランスが崩れてしまい、なかなか2人目の子供を授かれなかった時期もあります。

ですが、今は有難いことに2人目を授かることができ、仕事も家庭も自分の理想に近づけている気がします。精神的には、以前よりもだいぶ安定し、常に心穏やかですし、それが子供にも家庭にも良い影響が出ていることを実感しています。

上記には、「バリキャリ」「ゆるキャリ」という2つの働き方を挙げてみましたが、自分を必ずこのどちらかに分類しなくても良いと、私は思っています。私自身も、仕事が自己実現の手段だと思っていますし、キャリアアップもしたい。でも、それを実現するために、まず、大事なことは、夫婦仲良く、家庭を円満に、そして子供が甘えたい時に甘えさせてあげられる環境があることが必須だと、常々考えています。ですので、私の「幸せな働き方」は、温かい家庭ありきで成り立っているものです。

「幸せな働き方」の形は、人それぞれ違って当然です。人と比べる必要もないし、自分が幸せと思えればそれがBESTなのではないでしょうか。

出産後の選択をどうするか~女性の決断~

そもそも、結婚をして子供を産むかどうかで、その後の自分の人生は大きく変わってきます。今は、晩婚化の影響などもあり、自分が望むタイミングで子供を産めるとは限らない訳です。子供がおらず、夫婦2人の生活であれば、今までと変わりない仕事のペースで続けていけるでしょう。今回は、「子供を産む」という選択をした場合について考えていきたいと思います。

私の場合には、結婚後2年間は夫と2人の生活でした。夫の理解があったのか、はたまた私が甘えていたのか、ウェディングプランナーとしてバリバリ仕事をしていた私は、仕事で遅くなって深夜に帰宅をすることも、休日出勤することも多々ありました。夫は、それについてとやかく言うこともありませんでした。ですが、子供が生まれると、夫婦2人で自由にやってきた生活とは一変します。

産休・育休を取って、今まで続けてきた仕事に復帰するのか、それとも、出産を機に退職するのか。このタイミングで、まず、女性は1つの選択をしなければなりません。

私は、上司と話し合い、産休・育休を取らせてもらうことにしました。ですが、プランナーとしてそういった休業を取得した方の前例がなかったため、自身でも色々と出産・休業に関わる制度を調べましたし、それをまずは会社に理解してもらうところからのスタートでした。今思うと、大変でしたね。

最近は、ウェディング業界でもママさんプランナーの増加により、復帰後のサポート体制を充実させようという動きが徐々に出てきました。これから子供を出産する女性にとっては、以前よりも働き続け易い環境になっていることを肌で感じます。

「なんで女性ばかり?」~子供を産むと男性よりも女性の負担が増える!?~

実は、私が出産してからというもの、常に夫と自分を比べていました。私はウェディングの仕事が大好きで続けていましたが、夫は、自分の仕事が好きというよりも生活を支えるためだけに仕事をしてくれていました。

なんで私ばかりがこんなに大変な思いをして出産して、更に、私の方が大好きな仕事も時短勤務に変更して、保育園のお迎えは常に私で…なんだか、女性ばかり色々な負担がのしかかっているように感じていたのです。

でも、いつの頃からか、それは母親(女性)にしかできないことだから、特別に与られた役割なんだと割り切って考えることができるようになりました。子供からしてみたら、お父さんも好きだけど、やっぱり幼少期は特に「お母さん、大好き!」です。

女の子と男の子でもまた違うようですが、うちの4歳の息子は口をすぼめて「チュー」を迫ってきたり、「お母さん大好き!」と面と向かって言ってきたりもします。外でやられると、こちらが恥ずかしくなってしまいますが、これは「男の子のママあるある」の1つでもあります。女の子のママにとっては、ちょっと信じられない光景のようです。特に、幼少期の子供には、お母さんは他のものに代えられないとっても大事な存在です。自分を無条件に愛してくれて、ぎゅーっと抱っこしてくれる心地よさ。

「なんで私だけ?」ではなく、「私にしかできないから」と気持ちを切り換えてみませんか?ちょっとの負担を女性の特権としてプラスに考えられるようになったら、もうあなたは何でも乗り越えられるはずです。

「あれ?」と疑問に感じたら、素直に軌道修正!人生はそんなことの繰り返し

出産後しばらくは、眠い目を擦りながらの3時間おきの授乳で、思うように睡眠時間がとれない。朝まで何も考えずに眠れていた頃が夢のよう。うとうとしながら授乳をし、赤ちゃんと一緒にまた少し寝ては起きて授乳をし…出産後、しばらくはこの繰り返し。

私が1人目を出産した時は真冬だったため、真夜中の授乳は毛布にくるまって暖房をつけて、更にこっくりこっくりしながらの授乳でした。「仕事してた方が楽だなぁ」と何度思ったでしょうか。子供が朝まで1度も起きずに寝てくれるようになるには、だいぶ月日がかかります。

でも、そんな大変な中、仕事復帰なんてことはよくあることです。それには、保育所の入所のタイミングが大きく絡んできます。こんなに小さい時期から保育所に預けて働くなんてと、夫婦の意向に沿わない場合もあるかと思います。ただ、ご存じの通り、待機児童が多いため、年度初め(4月~)でないと認可保育所には入所しづらいという現状があります。中途入所の申請をしても、結局のところ、保育所に空きが出ないことには入所できません。そうすると、しばらくの間は、無認可保育所に子供を預けたり、親に頼んで預かってもらったり、ベビーシッターさんを雇ったりという選択肢も出てきます。「そこまでして働くべきなのか」これもよく聞くワーママのジレンマになりますが、決して自分1人で抱え込まず、何が今1番大切なことなのかを考える時間も必要です。

周りの先輩ワーママや旦那様のご意見、子供の素直な気持ちを受け止めて、あなたの進むべき道を進んでいってください。実際に進んでみて、理想はこうじゃなかったなと感じたら、またその時に軌道修正すれば良いのです。

時にはペースダウンも必要!子供はキャリアの妨げじゃない

ワーママの大変さばかりが目立ってしまったかもしれませんが、有難いことに、子育ては仕事では決して経験できない貴重な体験です。子育てという立派な仕事をしているという自信を持って、ぜひ、それを仕事のキャリアにも生かしてもらえたら嬉しいです。

今までやってきたことはきっとあなたにとって大事な仕事ですが、子供の幼少期だけ、一時的に仕事のペースを落としたって良いじゃないですか。それがずっと続く訳ではないのです。上司から言われてしまうと今で言う「マタニティハラスメント」になってしまいますが、自ら希望して、社員からパートに雇用形態を変えたって良いんです。

1番大事なことは、あなたが何を「幸せの基準」とするかです。仕事は改めて再スタートし、キャリアを積み直すことができます。でも、子供との時間は元には戻らないということを、私自身が身を持って経験しました。なんで、あの時、もっと一緒にいてあげられなかったんだろう。きっと、もっと甘えたかったんだろうな、とか。息子に改めて聞いたことはありませんが、今更ですが、その時のことを思うと切なくなります。だから、今はそれを挽回できるように、息子との時間をたくさん作って、たくさん抱っこして、一緒に遊んでいます。

皆さんには、後悔してほしくないので、私なりのアドバイスをさせていただきました。

バリキャリやゆるキャリという概念にとらわれず、あなたらしい「幸せな働き方」を見つけてくださいね。

 


執筆者紹介

元ウェディングプランナー
株式会社データマックス プランナーサポート推進室室長

山本優貴

BIA主催 第10回The Master of Bridal Coordinatorコンテスト優勝
ゲストハウス、プロデュース会社にて約10年間、新規・施行・教育・店舗運営に携わる。プランナーのマナー研修・新規研修なども担当。プランナー時代、ひと月の担当婚礼件数 最高10件(新規~打合せ~当日立会いまで)の実績を誇る。

■マスコミ掲載実績
ホテル&レストランウエディング、ウェディングジャーナル、ブライダル産業新聞、プロフェッショナルウェディング